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ズワイガニとタラバガニってどう違うの?味・値段・生息地は?

たらばがにとずわいがにの違い

ふとカニが食べたいと思ったとき、頭に浮かぶのはなんといってもタラバガニとズワイガニですよね。

後述する「四大ガニ」にも数えられるタラバガニとズワイガニは、まさにカニ界のスーパースターです。「三大ガニ」と表現することもありますが、タラバガニとズワイガニはちゃんと「三大ガニ」にも入っています。

タラバガニとズワイガニ、たしかにどちらもとてもおいしいんですけど、大きさと値段以外に、その違いをあまり強く意識することがありません。

ここではそんなタラバガニとズワイガニの違いを詳しく知りましょう。

三大ガニ:タラバガニ、ズワイガニ、毛ガニ

四大ガニ:タラバガニ、、ズワイガニ、、毛ガニ、花咲ガニ

生態の違い

別項でも書いた通りタラバガニはヤドカリの仲間でしたが、ズワイガニは正真正銘「カニ」です!

ズワイガニの名前の由来は諸説ありますが、「ズワイ」は細く伸びた枝の意味で、あの細長い脚が細く伸びた枝のように見えることからつけられたとする説が有力です。

ズワイガニも日本海、オホーツク海、ベーリング海、北太平洋など、タラバガニと同じ海に生息していますが、タラバガニが30~350m程度の水深にいるのに対して、ズワイガニは200~600m程度の深海にいるため、全く別の場所で生きています。

国産のズワイガニは松葉ガニや越前ガニのブランドで知られ、高値で取引されますが、国産ズワイガニの水揚げ量は、輸入量の約1/10です。少し寂しいですけど、私たちの食卓に上がるのは、タラバガニと同様にロシアやアメリカから輸入されたものがほとんどです。

でも輸入されたものも信頼できるお店で買えば十分すぎるくらいおいしいので安心してくださいね。

 

味の違い

大振りで食べ応えたっぷりのタラバガニと、やや小ぶりながら繊細な甘味を強く感じられるズワイガニ、どちらもそれぞれに魅力があります。

タラバガニは普通カニミソを捨ててしまうため食べられないんですが、ズワイガニは濃厚なカニミソを楽しむことができるのが大きな魅力です。

どちらのほうがおいしいかは個人の好みによるところも大きいので、食べ比べてみなさんの好みを見つけてください。

ボリュームたっぷりのカニの身をおなかいっぱい食べる喜びを満たしてくれるタラバガニと、繊細な甘みや濃厚なカニミソを楽しめるズワイガニを両方味わいたいという欲張りな方には、食べ比べセットがおすすめです。

個人的におすすめなのは、ボイルされたものではなく生冷凍された、生タラバガニです。ふっくらジューシーで毎年食べています。

 

値段の違い

だいたいの相場は以下の通りです。

  • タラバガニ1杯:2,000~1万円
  • ズワイガニ1杯:1,000~5,000円

1杯あたりの値段ではタラバガニの方が高いですが、タラバガニの方が大きいことが一つの理由です。

可食部の重さで比べると、ズワイガニが高くなってしまう場合もありますので、たくさん食べたい場合にはタラバガニのが結果的に安く上がります。

 

四大ガニ

カニ界のスーパースターはタラバガニとズワイガニだけではありません。

タラバガニとズワイガニに、ケガニとハナサキガニを加え、「四大ガニ」と呼ばれています。「三大ガニ」と表現することもありますが、その場合はタラバガニ、ズワイガニ、ケガニを指します。

四大ガニ
  • タラバガニ
  • ズワイガニ
  • ケガニ
  • ハナサキガニ
三大ガニ
  • タラバガニ
  • ズワイガニ
  • ケガニ

ケガニはズワイガニと同じ「カニ」の仲間ですが、ハナサキガニはタラバガニと同じ「ヤドカリ」の仲間です。四大ガニのうち、半分が実は「ヤドカリ」なのは皮肉ですけど、それぞれおいしいので気にしないでおきましょう。

ちなみに日本国内で人気なのは、やはりカニの王道タラバガニですね。

※活タラバと生タラバの違いは以下です

-タラバガニの生態