タラバガニの生態

【生態】タラバガニは「カニ」じゃなくてヤドカリ?生息地やオス/メス・アブラガニとの違い

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私たちは食材としてのタラバガニは知っていても、生き物としてのタラバガニのことはよく知りませんよね。

ここでは私たちのよく知らない、生き物としてのタラバガニのことを紹介します。タラバガニへの理解と愛を深めることが、より賢い生タラバガニ選びに繋がるかも!?

名前の由来

タラバガニのガニ部分がカニに由来することに疑問はありませんけど、タラバってなんでしょう。

タラバは漢字で書くと「鱈場」、つまり魚の鱈(タラ)が取れる場所を意味しています。つまり、鱈が取れる場所でいっしょに獲れるカニだからタラバガニっていうんです。

ところで英語ではタラバガニのことを「King crab」というんですが、まさにカニの王様って感じですよね。

詳しくはタラバガニの由来である「鱈場(たらば)」とは?どのような漁場なのか調べてみたという記事をご覧ください。

タラバガニは「カニ」じゃない

そうなんです。タラバガニはその名前に反して「カニ」じゃないんです。何せカニカマを本当のカニだと思っていたくらいの私なので、この事実を知ったときは天地がひっくり返ったような衝撃を受けました。

「カニ」の仲間は普通10本脚で横向きに歩きますが、タラバガニは8本脚で縦向きに歩く「ヤドカリ」の仲間なんです。別項にも記載しているタラバガニに似たハナサキガニやアブラガニ、また沖縄や東南アジアでおなじみのヤシガニも、同じ「ヤドカリ」の仲間です。

ちなみに上にも書いたとおりタラバガニの英名は「King crab」というんですが、英語圏でもとりあえずカニっぽいからカニって扱いなのが面白いです。

タラバガニと直接関係ありませんが、コシオリエビは「エビ」という名前がついているのに「ヤドカリ」の仲間だし、ザリガニは「エビ」の仲間だし、とてもまぎらわしいですね!

タラバガニの生息地

タラバガニの生息地というと、国産タラバガニの産地である北海道近海が有名ですよね。

ほかにも以下の地域に生息していることがわかっています。

  • ロシア(オホーツク海)
  • アラスカ(ベーリング海)
  • ノルウェー(バレンツ海)
  • ガラパゴス諸島付近(南太平洋)

なかでもロシア(オホーツク海)産の流通量が多いのですが、その流通量が、密漁によって公式な水揚げ量をはるかに上回る状態が続いた結果、限りある資源を保護するために、2014年12月10日に「水産物の密漁・密輸対策に関する日露協定」(通称:日露密漁防止協定)が結ばれました。

協定の締結後、タラバガニの流通量が減り、価格は上がってしまいました。でも末永くおいしいタラバガニを楽しむためには仕方ありませんよね。

オスとメスの違い

タラバガニにももちろんオスとメスがいます。

オスは大きく、メスは小さいのが一番の特徴です。タラバガニは脱皮をするたびに成長し、大きくなるんですけど、オスの脱皮回数の上限は特に決まっていないのに比べて、メスは10回しか脱皮しないので、10回分の成長しかできないために、メスは小さいまま成長が止まってしまいます。

日本ではそもそもメスを獲ることが禁止されています。一緒にいたらどうやったって混ざるじゃん!と思うんですけど、どうも繁殖期を除くとオスとメスは一緒に暮らしていないらしいんです。それなら確かにって感じはしますけど、なんとなく寂しさを感じますよね。

ちなみに販売自体は禁止されていないので、輸入されたものはメスも流通し、子持ちタラバなどの名前で売られることもあります。身は小ぶりですが、タマゴを食べたい場合にはメスを選択することになります。

アブラガニとの違い

タラバガニにはそっくりな仲間がいますので紹介します。

アブラガニ

アブラガニはタラバガニにとても近い仲間でそっくりなので、タラバガニの偽物としても流通しています。


引用:http://www.whako.com/market/kani002.html

アブラガニの大きさは甲幅20㎝程度で、甲幅25㎝程度のタラバガニに比べ、やや小ぶりです。

アオガニの別名を持ち、タラバガニよりやや青みが強いというのですが、実際に見比べてもよくわかりません。甲羅中央部のトゲの数や、脚の裏の色の違いで一応見分けることはできますが、写真ではわからないので、通販のときには注意が必要です。

タラバガニと偽って流通させる悪徳業者のせいでネガティブなイメージがついていますが、本当はとてもおいしいカニです。

タラバガニとは漁期がずれていて流通する期間が違いますので、悪徳業者や風評に惑わされず、信頼できる業者を賢く選んで、安くおいしくいただきましょう。

イバラガニ

イバラガニは、タラバガニよりトゲトゲしい見た目で、イバラのトゲを想像させることからイバラガニと名付けられました。こちらもやはりタラバガニに近縁で、アブラガニほど見分けがつかないわけではないものの、知らない人が見たら区別できないと思います。やはりタラバガニやアブラガニと同じくオホーツク海など北の海で水揚げされます。

イバラガニの流通量はタラバガニより少なく、あまり見ることはありませんが、タラバガニより安いのが魅力です。

イバラガニにそっくりなイバラガニモドキというカニもいて、房総半島沖や駿河湾、相模湾など、比較的暖かい地域で捕れます。こちらも流通量は少なめです。

まとめ

アブラガニもイバラガニもおいしいカニですが、断じてタラバガニではありません。

いくらおいしいカニだからといっても、タラバガニとして流通させるのは虚偽表示となり「景品表示法」に違反します。そのような違法な悪徳業者に騙されないよう、タラバガニに対する知識をつけ、また信頼できるお店から買うことを心がけましょう。

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